皆様はじめまして。
スタントウーマン・・・ はたしてこの職業の女性に惹かれてしまう男というのは私の他にどれくらいいるのだろうか。
映画やドラマを観ていると、女性がビルから転落したり階段から転げ落ちたり、自動車にはねられるシーンがある。そのとき危険な演技をしているのは、ほぼ100%の場合女優本人ではなく、スタントウーマンと呼ばれる女性たち。
私くらいになると、そのようなシーンに巡り合いたいがために映画やドラマを観ていると言っても、もはや過言では無い。
近年、映画やドラマ撮影などにおける安全の確保、というより女優に対して過保護とも言える制作現場の環境ができつつあると想像する。話題のアクション映画で、主演女優がインタビューに応じる際、
「今回はスタントなしでアクションに挑戦したわ。」
などとのたまう光景をよく目にするが、あれは完全にウソっぱち。断言してもよい。その作品がハリウッドの大作であればあるほど、ちょこっと地面を転がるだけのシーンでも、よく見ると本人でないことが殆ど。
これは私のような人間からすると、願ってもない幸せである。どんどんスタントウーマンを出してくれ、と常に願っているので。・・・が、難しいのが、スタントはあくまで影の存在であってほしいというところ。「スタントウーマン総出演!顔出しで2時間まるまるアクションします!」みたいな映画を作られても、魅力を感じないのだね・・・。
基本的にはチラリズム(死語?)の世界というわけ。
表向きは女優本人だよという事になっているけど、実はスタントウーマンだった、という事実が大事。そこを見つける楽しみが、私が映画などを鑑賞するときの醍醐味に他ならない。
具体的には、「ここだ!」と思ったシーンは巻き戻してスロー再生、コマ送りして確認するわけだが、このときのワクワク感といったら筆舌に尽くしがたい。地面に叩きつけられている女性の顔が、女優とは別人のもの!そこに映っているのは、苦痛に顔をゆがめた我らがスタントウーマン。その表情は私に“えもいわれぬ”快感を与えてくれる。
根本的に私がSであるがために、そういった快感を得るのだろう。
痛みに歯をくいしばった顔もさることながら、過酷なアクションによって衣服がめくれ上がり露出した足や腕、脱げて飛んでいくハイヒール、振り乱した髪の毛や硬くこわばった手足の筋肉など、すべてが宝物に感じる瞬間だ。
映画をはじめとするエンタテインメントは、時代とともにさらに過激さを増すだろう。そしてそれに比例するように、女優への安全確保はますます過保護になっていく。加えて、映像のクオリティは上がり、一瞬のシーンも鮮明に描き出すのだ。
これはまさに、スタントウーマン好きにとっての黄金時代の到来を意味する。この先に待ちうける輝かしい未来に、私は胸の高鳴りが止まらない。同志たちよ、この素晴らしい時代をともに走りぬいて行こうではないか!!
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