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スタントウーマンフェチのBLOG

2011年もっともアツいスタントウーマンたちを語る

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チャーリーズエンジェル フルスロットル(前編)

 こんにちは。
「スタントウーマン的映画評」の第一回。映画評などと銘打ってはいるが、あくまでスタントウーマンに着目し、語っていこうというものである。さて、栄えある第一回で取り上げる作品は・・・


「Charlie's Angels: Full Throttle」


言わずと知れた、女性3人が主人公のアクション超大作。ということで私のようなスタントウーマン愛好家にとっては最高の映画だね。今作中では、ハリウッドの一流スタントウーマンたちが総動員されており、この「スタントウーマン的映画評」の第一回を飾る映画として、これほどふさわしい作品は、他にないとも言えるだろう。

それでは早速、キャラクターごとに見ていこう。まずはエンジェルのひとり、ルーシー・リュー演じるアレックス。



ルーシーのスタントダブルではお馴染みのMing Liuをはじめ、数人のアジア系スタントウーマンが確認できた。


Ming Liu

 
Ming Liu

(こちらは前作「Charlie's Angels」より)

2枚目の写真のMing Liuの表情が良い。彼女ほどベテランのスタントウーマンであっても、スタント中に見せる本能的な表情は変えようが無い。しなやかな腕の筋肉も最高である。

私はアジア系のスタントウーマンも大好きだ。欧米人は基本的に筋肉質で、そこが魅力でもあるのだが、アジア人のスタントウーマンは細身でしなやか、きわめて女性的なボディが魅力。体は小さく細いが、香港や韓国のスタントウーマンはガッツも備えていて、驚くほど大胆なスタントを見せてくれる。ジャッキーチェンなんかの映画を見てて思うように、危険をまるで恐れていないかのようなスタントをケロッとやってのける。

実際ケガも多いというのも聞くし、危機管理の感覚というのか、ぶっ飛んだところはあるよね。日本はもちろん、ある側面ではハリウッドでも敵わないだろう。そんな危険なシーンを演じられる黒髪のスタントウーマンには、とても惹かれるものがある。

ただ、アジアのスタントウーマンはなかなか情報が得づらいのが悲しい。匿名性があるんだよね。もっと香港や韓国のスタントウーマンのことを知りたいんだ私は。



続いては、ドリュー・バリモア演じるディラン。



ドリューのスタントダブルは、数人のスタントウーマンが担当しているようだ。







どのスタントウーマンも歯をくいしばって、ホンモノの表情という感じでたまらないね。コブラのロールバーにしがみついて、今にも悲鳴をあげそうなスタントウーマン。これぞハリウッドだ。

ハリウッドはスタントシーンであってもカメラがかなり寄っていたりして、スタントウーマンの顔がハッキリと写っていることも多い。よく「CGで俳優の顔に差し替える」なんて聞くが、私は今のところ、そのように修正されたスタントシーンは確認したことは無い。むしろ日本の作品が、CGこそ使わないもののスタントの顔を写さないようにする傾向が強い。なによりスタントウーマンフェチにとっては、ハリウッドのそうしたオープンな映像は大変ありがたいことなので、今後もCGなどは駆使しないよう願いたいものだ。



と、いったところで前編をしめさせてもらおう。後編で引き続き同作品の、キャメロン・ディアスやデミ・ムーアのスタントダブルにスポットを当てて、書いていこう。
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チャーリーズエンジェル フルスロットル(後編)

 「スタントウーマン的映画評」2回目は、1回目に引き続き『チャーリーズエンジェルフルスロットル』の中で活躍するスタントウーマン達に注目していこう。


前回はアレックスを演じたルーシー・リューとディランを演じたドリュー・バリモア2人のスタントダブルを見ていった。2回目となる今回は、残るキャメロン・ディアス(ナタリー役)とデミ・ムーア(マディソン・リー役)ふたりのダブルを務めたスタントウーマンをクローズアップしよう。


キャメロン・ディアス演じるナタリー。

movie015.jpg

キャメロンは長身でスレンダーな女優なので、スタントダブルができる女性はけっこう限られてくるのではないかと思う。この作品でキャメロンのほとんどのダブルを務めていると思われるのが、Alisa Hensleyというスタントウーマン。




キャメロンと同じく175cmを越える長身で、引き締まった細身な体も似ている。顔はまったく似ていないが・・・。




敵に投げ飛ばされて叩きつけられるシーンなどでAlisaを確認できる。痛そうな表情に加えて、首筋に寄ったシワや、マットな肌質、腕に浮き上がった血管などが生々しいね。画面の中で有り得ないシーンを演じるスタントウーマンも生身の人間なんだよな、と思える良い写真だ。ちなみにこのシーンは、普通に観ていて「スタント顔丸見えだな」と思った記憶がある。

ところでハリウッドでは、このような素肌のかなり露出した服装の場合でもお構いなしといった感じで、スタントウーマンたちを危険の中へ放り込んでくれる。日本だと、同様の女性スタントシーンで半袖・ミニスカートなどはほとんど見られない。プロテクター等を装着する前提で、それらが隠れるような衣裳選びをしてるのだろう。

Alisaは他の作品でもキャメロンのダブルを半ば専属的にこなしていたのだが、最近の映画では、Kimberly Shannon Murphyという女性がキャメロンのスタントを多く務めているようだ。Alisa Hensleyも、そんなに若くないしね・・・。


そして、最後にデミ・ムーア演じるマディソン・リー。元エンジェルで今作では悪役として登場するクールで狡猾なキャラクター。




こちらもキャメロン同様スレンダーで、違うのはロングヘアーの色がブラックというところ。このデミ・ムーアのスタントダブルを担当するのは、このブログでも再三登場しているBoni Yanagisawa姉さん(笑)



かっこよく宙返りを決めるが、手に持ったピストルが壁に当たってしまうのは
もちろんお茶目なBoni姉さんの遊び心。これNGじゃないんですね。




何度見てもスタントウーマンとは思えない華奢なボディが、顔がブレていようともBoni姉さんだという何よりの証拠。本当に細い。こんな細い女性が来ても、危険なスタントを当たり前にやらせるハリウッドはやはり鬼というか。まあ彼女達もプロだから当然だが。

Alisa Hensleyと同じように、Boni姉さんもノースリーブなど布地の少ない衣裳でキックを喰らって回転したり、床をぶち破ったりと散々な目にあっている。二人ともアラフォーなのによくやる。


さて、こうして4人の主要キャストのダブルを務めたスタントウーマンを見てきた。なにせ主人公3人と悪役が女性のアクション映画ということで、1回目の冒頭でも書いたように次から次へとスタントウーマンが目白押しで、私にとっては金字塔と言える作品だね。日々、女性のスタントシーンが繰り返されたであろう撮影現場がうらやましい。スタントウーマンが待機していない現場はほとんど無かったのでは。



最後に、
その身を危険にさらすことで映画に魅力を与えたスタントウーマンすべてを讃えます。そしてまたこのような、スタントウーマンに満ち溢れた作品が現れることを願って、「スタントウーマン的映画評」第2回を締めくくりたいと思う。

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